Sigma BF 独自の撮影体験を求める人にとって最適な選択肢

Mobile01がシグマ「Sigma BF」のレビューを公開。競合製品の多い価格帯のカメラですが、ミニマルで個性的な設計思想を貫いており、大衆性よりも独自性を重視するユーザーに向いていると評価。

Mobile01：Sigma BF 評測報告 | 極簡造就經典、絕美全幅無反！

• 外観：
  ・ミニマルなデザインで、筐体はアルミニウム合金製ユニボディ。
  ・金属塊から7時間を要する仕上げが特徴で高い工芸性を感じさせる。
  ・シルバーとブラックの2色展開。
  ・シルバーは派手だがメディア人気が高く売れ筋だろう。
  ・直線と丸みを組み合わせた造形はアップル製品を彷彿とさせる。
  ・リストストラップホールは片側のみの設計。
• 質感：
  ・アルミ製筐体は冬の過酷な環境下では非常に冷たい。氷を持つような感覚。
  ・-10℃の吹雪でも正常に動作し、耐候性の高さを実証。
• バッテリー：
  ・BP-81バッテリーは3300mAhで、公式には静止画約260枚に対応。
  ・実測では62％の残量で144枚撮影できた。
• インターフェース：
  ・Type-Cポート1基で、充電、データ転送、UVC/UAC、外部出力、電子シャッター、マイク入力、ヘッドフォン出力を兼ねる。
  ・外部メモリーカードには非対応だが、230GBの内蔵ストレージ。
  ・ストレージ速度は極めて高速で、画像閲覧も非常にスムーズ。
• 携帯性：
  ・サイズは13.0×7.3×3.7cm、重量は本体388g。
  ・バッテリー込みで446gと軽量。
• グリップ：
  ・滑り止め素材は使用されていない。
  ・大きな金属の刻印によってグリップ性を確保。
  ・背面右下をカットすることで持ちやすさが増している。
• 操作性：
  ・上面はシャッターボタンとマイク穴2つのみの極めてミニマルな構成。
  ・大きなシャッターボタンは長時間の使用でも快適。
  ・片手操作も可能だが安定性のためには両手操作が望ましい。
  ・UIは2層式で、画面上下に主要パラメーターが表示され、背面のダイヤルとセンターボタンで迅速に操作できる。
  ・感圧式の触覚ボタンにより、物理摩耗を抑えつつ高精度な操作が可能。
  ・上部の小型スクリーンはステータス表示に特化しており、モーション・アイランドのような役割を果たすが、初見では操作にやや慣れが必要。
  ・半押し＋背面ダイヤルで露出調整、再生ボタンタッチで直前の写真表示、電源ボタン短押しでスタンバイといった操作が可能で、工夫された操作性を持つ。
• 手ぶれ補正：
  記載なし。
• ファインダー：
  記載なし。
• モニター：
  ・背面モニターは固定式。
  ・画面サイズは約8センチ（3.15インチ）、解像度は210万ドット。
  ・明るさ・精細さは平均以上だが、直射日光下では視認性が低下。
  ・タッチ操作は限定的で、主にフォーカス指定や再生に用いられる。
  ・メニュー操作には物理ボタンやダイヤルを使う必要がある。
• メニュー：
  記載なし。
• フォーカス：
  ・ハイブリッドAF（コントラスト＋位相差）を搭載。
  ・-5EVの低照度でも合焦可能。
  ・人物の目や動物の認識・追尾に対応する。
  ・実写では8コマ/秒の連写中でも合焦精度が高く、振り向いた人物にも確実。
• 連写性能：
  ・SSD内蔵により書き込み速度が極めて高速。
  ・RAW+JPGで8コマ/秒連写時、30秒間で約260コマを無停止で記録可能。
• ドライブ：
  ・物理シャッター非搭載の完全電子シャッター（1/25600秒）を採用。
  ・高速被写体には歪みが発生する可能性はある。
  ・fp比で耐変形性が向上しており、日常用途では問題ない。
• 解像性能：
  記載なし。
• 高感度ISO：
  ・ISO6400まで手持ち撮影でも実用的。
  ・ISO3200以下はノイズが少ない。
  ・ISO12800も許容範囲内で、同クラスの中で優れた高感度性能を持つ。
• ダイナミックレンジ：
  ・RAW撮影・現像による補正耐性は一般的。
  ・-5EV補正後は色ズレ。
  ・+3EVでは白飛びが発生。
  ・ノイズ耐性も普通で、性能は全体的に標準的である。
• ホワイトバランス：
  記載なし。
• JPEG：
  ・「T&O」モードはポートレートや風景、料理に最適で、従来機fpからの継承として人気が高い。
  ・新色「リッチ」「カーム」も評価されるが、T&Oの認知度と汎用性が際立つ。
  ・全体として画像はシャープかつ鮮やかで、GR風の描写が特徴。
• 動画：
  ・H.265で6K 30p記録可能。
  ・EIS（電子手ブレ補正）作動時は1.25倍クロップが入り、実質最大は4K 30pに制限される。
  ・L-Log対応。電子シャッター由来の歪みは完全には回避できず、高速被写体にはフリーズ効果が残るが、fp比で進化している。
• 作例集：会員は高解像データ多数。
• 総評：
  ・SIGMA「BF」は2025年上半期時点で最も話題性の高いカメラの一つ。所有するだけで「美しいカメラ」と注目され、ブランド認知を超えた魅力がある。SIGMAといえばレンズメーカーとしての印象が強いが、カメラも独自性の高いプロダクトを生み出しており、本機もその一例。
  ・特に「SIGMA 35mm F2 DG DN Contemporary」との組み合わせは絶妙で、1台1本の固定組みスタイルに適している。
  ・写りにおいても、シャープネス、色再現、高ISO耐性の高さが際立っており、コンパクトな外観からは想像し難い本格的な描写性能を備える。
  ・起動・フォーカス・シャッターレスポンスも高速で、操作感はアップル製品のような洗練された印象を与える。
  ・画面も高精細で反応が良く、全体として高い完成度を誇る。
  ・価格は台湾でNT$65,800と、Canon EOS R8・Nikon Zf・Sony A7C IIなどのライバルと重なるが、ミニマルで個性的な設計思想を貫いており、大衆性よりも独自性を重視するユーザーに向いている。
  ・また、生産工程に手間がかかることから流通量が限られており、希少性とプレミア化の可能性もある。

  ・総じて、SIGMA BFは近年まれに見る美しさと性能を兼ね備えた特別なカメラであり、他者と被らず、独自の撮影体験を求める人にとって最適な選択肢である

Sigma BFは2025年2月24日に発表されたライカLマウントの新しいミラーレスカメラ。fpと同じ（もしくは同程度の）裏面照射型の2400万画素CMOSセンサーを搭載。しかし、コントロールレイアウトやデザインを一新しており、非常にシンプルな操作体系のカメラとなっています。

その一方で、筐体はアルミニウムのインゴットから7時間かけて削り出されたユニボディを実現。また、コントロールにはハプティックボタン・ダイヤルを採用、摩耗のない操作部になっているとのこと。シンプルながらも凝ったデザインのカメラとなっているようです。

Mobile01のレビューでは操作に慣れが必要としつつ、個性的なデザインやコンセプトを高く評価しているようです。Sigma fp比でローリングシャッターは改善しており、歪みは特に問題としていない模様。高速で動く被写体やフリッカーが目立つシーン以外は問題ないかもしれませんね。

また、他のレビューサイトでも評価しているように、オートフォーカスはかなり改善しているようです。他社と比べてどのような性能なのか評価していないものの、Sigma fpよりも使いやすくなっている可能性が高い。

シグマ Sigma BF 最新情報まとめ

• 発売日：2025年4月
• 希望小売価格：オープンプライス
• シグマオンラインショップ：￥385,000

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主な仕様

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